癒しのひととき。
玉砂利の上に据えられた八角形の御影石。中央に「古殿地」と大きく彫られ、まわりの八つの面には十二支と十干の文字が刻まれている。石の上には五円玉や十円玉が十枚以上、あちこちに置かれたまま残っている。石を囲んで木の柵が放射状に伸び、柱の先はどれも金色の四角錐の金具でおおわれている。真上から見下ろした構図で、写真の下と右上に人の足が写り込んでいる。
森の中の岩の斜面。積み上げた岩の上に石の鳥居が立ち、注連縄と白い紙垂が下がっている。鳥居の下、岩と岩のあいだに黒い穴が開いていて、中は暗いまま。手前の岩から樋が二本斜めに突き出し、それぞれの先から水が細く落ちている。まわりは苔と羊歯の緑、上には枯れ葉の積もった斜面と杉の木立。足元は丸い石を敷いた石畳。人は写っていない。
一面に倒れた稲の田んぼ。手前に麦わら帽子をかぶった人が後ろ向きに立ち、右手に鎌を持っている。青いシャツに茶色のズボン、長靴。足元には刈られた稲が横に重なっている。左奥に赤と白のコンバインが一台、停まったまま。その先の緑の畦にもうひとり、腰をかがめている人。遠くに山の稜線と電柱が見え、上には白い雲の広がる空。
安乗埼灯台の上から見下ろした縦の一枚。上の三分の二は一面のうろこ雲で、左寄りに太陽が雲ごしに白くにじんでいる。下の三分の一は岬。まんなかを細い遊歩道がまっすぐ手前から奥へ伸び、その左に舗装路、さらに左はコンクリートの護岸とテトラポッド、そして岩に白波の立つ海。道の両側は緑の茂み。奥に芝生の広場と、屋根の見える小さな建物がいくつか。

下ばかり。

2026.9.4
安乗埼の東屋。木の板張りの長いベンチに、赤茶色のリュックがひとつだけ、海のほうを向いて置かれている。肩ひもが手前に垂れたまま。ベンチの向こうは丸太の柵で、その先は緑の茂み、さらに岩場と白波の立つ海。手前の上を東屋の横木が横切っている。人は写っていない。